団体受験事例

世界遺産検定 担当者の声|中村泉さん

他社と差別化できる
付加価値のある提案と、
組織の活性化に役立つ「世界遺産検定」

株式会社JTBトラベランド
総合企画部 人事企画チーム
人財開発専任部長
中村 泉氏

付加価値の高い提案ができる「旅のスタイリスト」育成計画。指標のひとつとして世界遺産検定を取り入れる

―― 御社は、6月度の世界遺産検定を団体受検され、444名の社員の方が挑戦されました。まず、御社における世界遺産検定の位置づけや、受検の背景、世界遺産に着目された理由を教えてください。

 当社はさまざまな旅行会社のツアーを総合的に扱う旅行代理店です。全国に417店舗を展開し、店頭でお客様に旅行の提案を行っています。現在、中期経営計画の一環として「旅のスタイリスト」という社内認定制度を設け、その推進に取り組んでいます。旅行業に必要なスキルと知識を体系化し、資格取得をはじめとするいくつかの"基準"を設け、それをクリアしていくことでお客様に付加価値のある提案ができる「旅のスタイリスト」を目指すという内容です。その認定基準のひとつとして「世界遺産検定」の2級、3級を採用しました。

 今、旅行業における店頭営業を取り巻く環境は、インターネットの普及により厳しくなってきています。お客様自身で手軽に宿の手配ができるようになり、単に手配を代行するだけの店舗には足を運んでいただけません。今求められているのは、お客様自身も気づいていない潜在的なニーズや思いまでを汲み取ることができるスタッフや、「この人に相談してよかった」と思っていただけるような提案ができる人財なのです。こうした人財を、当社では「旅のスタイリスト」と位置づけています。

 私たちは、お客様の世界遺産への興味関心の高さから「旅のスタイリスト」の認定基準の中に「世界遺産検定」を取り入れました。知的な旅行をしたいと思われる熟年世代の方から、写真などで目にした素晴らしい風景にうたれハネムーン先に選ばれる若い世代の方など、世界遺産への興味関心は幅広い年代層に広がっています。世界遺産への関心の高さは地域などによっての格差が少なく普遍的であるという点も取り入れた理由のひとつです。

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世界遺産を学ぶことがスタッフ同士のコミュニケーションを生み出す

―― 世界遺産検定の受検者を募るために、どんな広報をされたのですか?また、受検をされた方の感想は?

店長以下スタッフ全員が「世界遺産検定」を受検した宇都宮西口店の皆さん
店長以下スタッフ全員が「世界遺産検定」を受検した宇都宮西口店の皆さん。3級に全員、2級に1名、見事、認定!

 「世界遺産検定」は「旅のスタイリスト」の発表とあわせて広報をおこないました。「旅のスタイリスト」の認定基準の中には、他の資格などもありますので「世界遺産検定」の選択を義務付けるようなことはせず、本人の意思で受検を決めています。結果、社員約3000名中444名が受検し、社員の世界遺産の関心の高さを改めて実感しました。

 店長を含めスタッフ全員が受検した店舗のひとつ、宇都宮西口店のスタッフに受検後の感想を聞いたときに「とても楽しく勉強できた」という声が返ってきました。同店舗では検定勉強のために、店長が購入した公式基礎ガイドや公式過去問題集を店舗内で共有したそうですが、世界遺産検定に合格しようという共通の目標ができたことでベテラン層と若手の間にも良いコミュニケーションが生まれ、組織活性にもつながったと聞いています。ベテラン層が持っている知識を若い社員に伝えるのはとても大切なことなのですが、日々の業務に追われているとなかなかできませんから、検定受検がよいきっかけになったのではないかと思います。

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世界遺産の理念に関する知識は、社会貢献にもつながる

―― 受検者に今後どんな期待をもたれていますか?また今後の展開についても教えてください

JTBトラベランドの社員として大切にすべきことを定めた「クレド」
JTBトラベランドの社員として大切にすべきことを定めた「クレド」。ここに「社会への責任」が謳われている。

 認定者からは、「パンフレットに載っている観光地を見る視点が変わった」という声が返ってきています。知識が増えると同時に視野が広がることはとてもいいことだと思います。学んだ知識はお客様とのコミュニケーションや旅行提案の中で是非活かしてほしいですね。「旅のスタイリスト」としての実力をお客様に感じていただくきっかけにもなるでしょう。

 また「世界遺産検定」で世界遺産誕生の背景や理念を学ぶことは、人類共通の宝を守り、未来へと引継いでいくことの意義や必要性を学ぶきっかけとなり、当社の社会貢献にも結びつくのではないかと考えています。当社には、企業理念の他に「クレド」を導入しており、ここに「お客様への約束」「社員同士の約束」そして「社会への約束」という三つの行動指針を掲げています。大きな感動を与えてくれる世界遺産を守りながら楽しむ、そんな旅の提案ができるような社員が増え、お客様にも浸透していけば、当社が「社会への責任」を果たすことにつながるのではないかと期待しています。

 今後の広報に関しては、全国の社員が必ずチェックする社内のイントラネットで認定者の声を含め、検定の情報を掲載していくつもりです。また、現在制度に組み込んでいるのは、3級、2級のみですが、ゆくゆくは1級やマイスターを受検したいという方へのサポートもしたいと思っています。

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資格取得は自身の姿勢や考えを表現する切り口に。学生の方にも前向きに挑戦してほしい

―― 旅行業界を目指されている学生の方へ、世界遺産検定にどんな効用があるか教えてください。

 世界遺産検定に限らず、資格は就職活動においても実社会においても、万能ではありません。しかし世界遺産検定をはじめとする資格取得への挑戦は前向きな姿勢や考えを表現するためのいい「切り口」になるはずです。

 私は、旅行業は旅というステキな経験をお手伝いする楽しい仕事だと思っています。けれどもお客様は自分と波長の合う方ばかりではないというのも事実。資格があればいいと言うものでもありませんし、ひとつのやり方ですべてうまくいくというわけではありません。旅行業に限ったことではありませんが、社会人になると自分の苦手なタイプの方と接することにストレスを感じることもあるでしょう。知識を活かすことができるシーンになかなか出会わず、焦ることもあるでしょう。でもたくさんの方との出会いがあるからこそ、普段から知識や経験を積み重ね自分の枠を広げる努力をしていれば、いざという時や自分が思いもかけなかったような場面で活かされるという経験もできるのです。そういうことも念頭に置きながら、世界遺産に興味のある方は、ぜひ検定に前向きに挑戦していただきたいですね。

「株式会社JTBトラベランドHP」 http://www.jtb-tl.com/
「宇都宮西口店HP」 http://www.jtb.co.jp/shop/tl-utsunomiya/

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