本田 直之さん
「世界遺産は、異業種の人や異なる世代の人と会話するときのもう一つのコミュニケーションツール」
―― 世界遺産を勉強してよかったことは?
世界遺産もワインも世界の共通言語みたいなところがあるんですよ。
『レバレッジ英語勉強法』(朝日新聞出版)にも書いていますが、初対面の外国人と話すときって自分の得意な分野の「偏った英語」はわかるんだけど、まったく知らないジャンルの話は理解しにくいんです。でも、世界遺産やワインという共通のベースがあれば、会話もわかりやすくなる。これが世界遺産を勉強してよかったと思うことですね。
一年の半分をハワイで過ごして世界中あちこちで仕事をしていますが、どこへ行ってもみんな世界遺産が好きなんですよ。例えばイタリアの話題がでたときに「日本に世界遺産検定というものがあって、僕も持っているんだよ」なんて言うと、(自分はイタリアで)こんなところに行った、お前はどこへ行ったんだ?なんて聞かれて盛り上がる。世界遺産が会話のきっかけになるんです。
海外ではパーティーでネタがない人って話にならないんですよ。どんなに英語がペラペラでも盛り上がらない。パーティーでビジネスの話なんてしませんから、どうしても家族の話や旅行の話、文化の話になっていく。
語学はどんなに勉強してもネイティブのようには話せませんけど、ワインや世界遺産などの文化を自分が教えられるくらいになっていれば「ちょっとアイツに話を聞いてみようかな…」ということになる。「こいつにワインのことを聞いたらいろいろ教えてもらえる」ってことがわかれば、向こうから話しかけてきたりしますから。
日本国内でもそうですよ。ある程度年齢のいった経営者や、ビジネスの世界で活躍している人の中には世界遺産が好きな人が多い。僕にとってワインや世界遺産は、異業種の人や異なる世代の人と会話するときのもう一つのコミュニケーションなんです。
ワインと世界遺産を押さえておけばバッチリですよ(笑)。
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