城之内 ミサさん
大成功を収めたパリのユネスコ本部のコンサート
―― 去る09年11月にパリのユネスコ本部で「世界遺産トーチランコンサート」を開催されました。いかがでしたか?
緊張しましたが共演者の方々やスタッフのおかげで、多いに盛り上がりました。ユネスコ事務局長の松浦さんもラストにステージに上がって頂き、このコンサートを讃えてくださいました。そして、世界遺産センター長のフランチェスコ・バンダリンさんはリハーサルから立ち会ってくださいました。本番では冒頭に素晴らしいスピーチをいただき、私をステージに呼び込んでくださいました。皆様にはとても感謝していますし、本当に光栄に思います。
このコンサートは3部構成で、1部は、世界遺産へのいざないという形での楽曲演奏、2部では、ユネスコの保有している世界遺産写真の映像と音楽をシンクロさせ、遺産への旅を想起していただけるようなアプローチをしました。そして3部では、篠笛といった古典的な楽器や人の声という「無形なる遺産」の素晴らしさと「畏敬の念」をこめて作りました。
音楽の源は、神、高次なるものに畏れを込めて祈りを捧げたことであり、これは洋の東西を越えて共通しているのだと改めて思いました。無形遺産に力を入れてこられた松浦さんのご共感もいただき、とても光栄でした。聴衆客から「人が生きた証に何かを成し遂げたいという思いが世界遺産の根底に流れているのだと感じた」と感想をいただいたときは、バンダリンさんと「思いが伝わった」と喜び合い、思わず涙がでました。思いを音楽に託して、さらに世界各地で伝えていきたいと改めて思いました。
著作・企画:
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