

次の「ベルゲンのブリッゲン地区」の説明文を読んで、設問Aと設問Bに答えなさい。
スカンジナビア半島の南西沿岸部にあるベルゲンは、1070年に( 1 )王オーラヴによって開かれ、(a)海上交易で栄えた港湾都市である。その後ドイツの商人たちが経済の実権を握り、13世紀には、バルト海沿岸の交易を独占していた(b)ハンザ同盟の拠点となった。
ブリッゲン地区では、主にヨーロッパで需要の高かった( 2 )の取引が行われていた。次第にこの地区には、商人だけでなく(c)職人も移り住むようになり、ノルウェー最大の港湾都市に発展したのである。 現在ブリッゲン地区に立ち並ぶ、奥行きのある三角屋根のカラフルな木造家屋は、1950年代に発生した火災の後に再建されたもの。この地区は、それまでにも何度か火災の被害を受けてきたが、そのたびに(d)当初の図面をもとに再建されてきたため、昔と変わらぬ外観を今もとどめている。このほかにも、ブリッゲン地区には、1761年建造のハンザ同盟の会議場「ショートスチューエネ」や、( 3 )人のための聖母マリア聖堂が残っている。
設問A
説明文中の空欄( 1 )から( 3 )に当てはまる語句を、それぞれ下の語群から選びなさい。同じ語句を複数回用いてもよい。
[語群]
1. スウェーデン 2. ノルウェー 3. ドイツ 4. 干鱈 5. 銀 6. 木材
(1):2、(2):4、(3):3
設問B
下線(a)から(d)に関する、以下の問いに答えなさい。
(a)ベルゲンと同じく海上交易で栄えた自治都市「ピサのドゥオーモ広場」のピサが、地中海貿易の拠点として栄えたのはなぜか。
( 4 ):
1. パレルモ沖海戦に勝利し、また十字軍にも加担したことで、地中海航路の大半を支配したため
2. ルネサンスで栄えたフィレンツェが、その商業港としてピサを支援したため
3. ロマネスク様式の大聖堂が、12世紀のカトリック布教の拠点となり、人と資本が集中したため
4. ギリシャ時代から海洋都市として栄え、地中海を支配下においていたため
(4):1
(b)ハンザ同盟についての説明として間違っているものを選びなさい。
( 5 ):
1. 14世紀には北ヨーロッパの商業圏を支配していた
2. 商業同盟でありながら、大きな軍事・政治勢力でもあった
3. 1183年、皇帝の権威を認める代わりに自治を獲得した軍事同盟であった
4. 交易地はイングランドからロシア、地中海にまで及んだ
以下の世界遺産のうちで、ハンザ都市および在外ハンザ商館都市に含まれていないのはどれか
( 6 ):
1. 「シュトラールズント及びヴィスマールの歴史地区」
2. 「ピサのドゥオーモ広場」
3. 「ブルージュの歴史地区」
4. 「ケルンの大聖堂」
5. 「ノヴゴロドと周辺の歴史的建造物群」
6. 「ロンドン塔」
(5):3、(6): 2
(c)「ブリュッセルのグラン・プラス」を取り囲むパン職人やビール醸造業者のギルドハウスは、17世紀にバロック様式で再建されている。それはなぜか。
( 7 ):
1. 14世紀末の農民反乱によって焼失したため
2. ギルドごとの職人が対立して暴動となり焼失したため
3. セラクラースが職人を率いて自治を求める暴動を起こし焼失したため
4. フランスのルイ14世が砲撃を加えて焼失したため
(7):4
(d)第二次世界大戦で、ナチス・ドイツによって破壊しつくされてしまったワルシャワは、古い図面や写真、18世紀後半の風景画などを参考に、昔の姿に復元された。その「ワルシャワの歴史地区」の、世界遺産としての価値に含まれるのはどれか。
( 8 ):
1. 都市建築における修復技術または都市計画の見本となっている点
2. 都市建築における人類の創造的資質を示している点
3. ポーランド文化を代表する伝統的建築技術の見本となっている点
4. 消滅した伝統的建築技術に関する独特な証拠を示している点
(8):1