


認定級3級
並木 亮さん(30代)
職業:玩具開発
―― 世界遺産検定を受けようと思ったきっかけは?
私は昔から社会科が大の苦手で、世界遺産にも特に興味はありませんでした。世界遺産を学ぶきっかけは「TV地球儀」の開発でした。
私は玩具開発の仕事をしているのですが、昨年TVを使った地球儀の担当になりました。付属のペンで地球儀をタッチするとその場所の情報がTVに映し出されるというもので、世界の国や国旗、恐竜、クワガタなどの情報に加えて世界遺産も入れたらおもしろいのではないかと考えました。
資料を集め、カッパドキアの岩石群の奇岩など風変わりな写真に驚いているうちにおもしろくなってきて、世界遺産に対する興味が膨らみました。そんな時、たまたまポスターを見て世界遺産検定の存在を知りました。検定は勉強するうえでの目安になるし、目標にもなるので受検を決めました。
――世界遺産を通して子供たちに伝えたいことは?
私はあまり社会科を勉強してこなかったので、最初は単語がわからず苦労しました。おもしろくなってきたのは歴史や地理が大まかに理解できてからです。たとえば「サマルカンド」という街は全然知りませんでしたが、位置がわかると東洋と西洋の要衝であることがわかったし、アレクサンドロスがそんな要衝を落として大帝国を築いたり、エジプトのアレキサンドリア市の由来がその大帝国にあることも知りました。知識がつながり、「覚える」のではなく「わかる」ようになると、世界遺産がますます楽しくなりました。
世の中には勉強をするのが苦手な子もいるようです。そんな子でもカッパドキアの変な岩を見れば「すごい!」と感じるでしょうし、「なんで?」と疑問を持てば私のように興味を広げていくことができるはずです。世界遺産は数も種類もたくさんあって、楽しみは無限ですから。
世界遺産検定を通して、私自身、これまで知らなかった世界のおもしろさに気づかされました。TV地球儀を通して、そのおもしろさが子供たちに伝えられたらうれしいですね。