世界遺産検定 認定者の声

世界遺産検定2級認定 江良 直紀さん

認定級マイスター・1級・2級・3級
江良 直紀さん(20代)

社会科教員

歴史も地理も公民も入っている。世界遺産は優れた社会科教材

―― 社会科の教師として、授業に世界遺産を取り入れようと思ったきっかけは?

写真はマヤ遺跡があるグアテマラの「ティカル国立公園」。890件の世界遺産のうち、わずか25件という文化と自然の複合遺産にこだわっている
写真はマヤ遺跡があるグアテマラの「ティカル国立公園」。962件(2012年8月)の世界遺産のうち、わずか25件という文化と自然の複合遺産にこだわっている

 社会科教師として、私は「国際社会で主体的に生きる日本人の育成」という強い理念を持っています。これは社会科の学習指導要領に教育の目的として掲げられていることなんです。この理念を実現していくために、世界遺産はもってこいの題材なんです。

全962件(2012年8月)の世界遺産を知ることは、世界のすべてを知ることでもあるといっても過言ではないくらい。歴史と地理、公民と社会科のすべての分野が横断的に入っていて、いろんな視点から語れるところがすごい!テストの問題もつくりやすいんです。たとえば紀伊山地なら「紀伊山地は和歌山、奈良ともう一つは?」「熊野詣は何時代?」とか。京都の世界遺産だけでも100問はつくれますよ!(笑)。

 自分が訪ねた世界遺産については体験談を語れるので説得力も出ます。ペルーのマチュピチュの写真を見せながら、インカ帝国のことを話たら生徒たちは感動していました。大学のセンター試験でも必ずといっていいほど、世界遺産の問題が出題されています。ブームだけではなく、総合的な問題がつくりやすい優れた題材だからでしょう。

―― 世界遺産検定で学んだことをどう活かしていきたいと思っていますか?

 私の授業に刺激され「卒業旅行でスペインに行く!」という高校生や、「おばあちゃんと石見銀山に行ってきた」という生徒もいました。きっかけは何でもいいんですよ。世界に目を向けてくれれば。アウシュビッツ収容所からポーランドについて勉強するのもいいでしょうし、私と美人の女性とのツーショット写真を見て「僕もこの人と写真を撮りたいな」でもいい。それが世界への入り口になり、国際理解へとつながっていくんです。相手の国の文化を知れば、多少語学がまずくてもコミュニケーションはとれますからね。

意外にも、社会科の先生に検定の受検者が少ないのが残念。職場でもしつこくお勧めしていて (笑)「受けてみようかな」という先生も現れてきました。社会科の先生は圧倒的に有利ですから、ぜひ受けてほしい。それに、世界遺産というすばらしい題材をもっと社会の授業に取り入れてほしいと思っています。

 できるだけ多くの世界遺産を訪れて世界の国々を知り、まわりの人々に広めていく。これは私のライフワークです。現在、訪れたことがある世界遺産は46ヵ国、118ヵ所。一人でも多くの人に影響を与えていけるよう、私自身も勉強を続けていくつもりです。

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