中村 真人さん/食品会社勤務

中村 真人さん

認定級 3級

中村 真人 さん

食品会社勤務

仕事でもお客様とのコミュニケーションのきっかけに

―― 検定を知ったきっかけや挑戦しようと思った理由、学んでみての感想を教えてください。

 学生の頃から旅行が好きで「いつか世界一周がしたい」と夢みています。世界遺産検定のことを知ったのも、世界一周をした人が取りあげられている書籍にマイスター認定者の塩澤輝幸さんが登場されていたから。自分と同様、社会人だった塩澤さんが世界遺産検定をきっかけに世界一周されたという話を読み「挑戦しよう」と即座に決めました。

 あまり調べずに検定の本を探して購入したのですが、その本は1級のテキストでした。(笑)級があることも知らなかったんです。「範囲の広さに苦労するぞ」と思いながら週末に勉強していたのですが、受検の2週間くらい前に3級から挑戦できることを知ってからは、基礎知識と日本の遺産を重点的に勉強しました。でもそれ以前から勉強は楽しくてまったく苦にならなかったです。世界遺産がどう選ばれるとか、それぞれに歴史や物語や価値があることも知りいっそう関心が沸きました。

―― 食品会社の営業をされている中村さん。検定の学びは仕事に役立ちましたか?プライベートでは?今後の計画や検定に興味を持っている方へのメッセージもお願いします。

 営業はお客様との会話やコミュニケーションが重要です。そのきっかけや切り口のひとつとして、年代を問わず多くの人がご存じの「世界遺産」は、とても有効だということを経験しています。特に私は、富岡製糸場が世界遺産に登録され、興味関心が高まっている群馬地域を担当していることもあり会話が盛り上がります。

 また世界遺産を軸に旅行の計画を立てるようになって、旅の楽しみがさらに広がりました。夏にラオスの世界遺産の「古都ルアン・パバン」に行きます。ここは世界遺産を学んだからこそのセレクトです。実際に現地に行っても、知識があるのとないのでは旅の面白さがまったく違ってくると思います。日本の遺産についても深く知ることで海外の人に日本の魅力を発信することもできるのはないでしょうか。

 世界遺産を学ぶことで、いろいろな意味で「世界が広がる」ということを実感しています。ぜひ職業などを問わず多くの人に挑戦していただきたいです。私も、2級、1級と挑戦を続けていきたいと思います。

アジア中心に旅行してきたこともあり、ヨーロッパの世界遺産も訪れてみたいですし、マチュピュチュはじめ南米の遺産にも興味を掻き立てられます。

(2014年7月)