世界遺産ランキング 2026年版

世界遺産は勉強すると実際に行ってみたくなるもの。世界遺産検定事務局では、2025年11~12月実施「第62回検定」の受検者を対象に、「勉強して行きたくなった」世界遺産のアンケートを実施しました。受検者は勉強してからどんな世界遺産に行ってみたくなったのでしょうか?例年に続き、今年もその結果をお知らせします!

TOP10の顔ぶれを見ると常連が多くランクインしている一方、昨年は10位圏外だった遺産が4つ入っており、順位の入れ替わりが発生しています。過去2年間不動だったTOP3にも変化が生じていますので、注目してみてください。

また、TOP10以下も「レンソイス・マラニャンセス国立公園」など大きく順位を上げている遺産があります。TOP50の一覧表もぜひご覧ください。遺産名から世界遺産ナビ【pamon】の解説記事にもリンクしています。

自分の推し遺産がどの順位に入っているか、知らない遺産がどのくらいあるか、前年のランキングからどんな変化があるか、楽しんで見てみてください。今年は番外編として「人に教えたくなった」「行ってよかった」世界遺産のランキングを後半でご紹介しています。後者は初めて「経験談」を聞くランキングになっています!

勉強して行きたくなった世界遺産 TOP10

モン・サン・ミシェルとその湾

モン・サン・ミシェルとその湾 <フランス共和国>文化遺産

モン・サン・ミシェルとその湾
今年もモン・サン・ミシェルが他を引き離し、3年連続で1位でした!海に浮かぶような幻想的な姿が多くの人を惹きつけていますが、歴史を知るとますます行きたくなるようです。家族や知人から話を聞いたというコメントも複数見られました。

受検者のコメント

  • 昔からの憧れです。ますます行きたくなりました。
  • 元々興味はあったが、景観だけでなく歴史も気になった。
  • 家族が行ったことがあり、あんなに美しく浮かぶ街はなかなかないと絶賛していたので、死ぬまでには行ってみたいです。
屋久島

屋久島 <日本国>自然遺産

屋久島
2位にも前年と同じ屋久島がランクインしました。日本の遺産では唯一認められている自然美(登録基準:ⅶ)の価値を体感してみたいという声が多く挙がりました。小さな島に植物が垂直分布しているというのも興味を引くポイントのようです。

受検者のコメント

  • 自然美が評価される遺産に興味を持った。
  • 垂直分布というのを体感してみたい。
  • 日本だけど日本とは思えない風景で、屋久杉を実際に見てみたいと思った。
文化交差路サマルカンド

文化交差路サマルカンド <ウズベキスタン共和国>文化遺産

文化交差路サマルカンド
「サマルカンド・ブルー」で知られるこちらの遺産が昨年より大きく順位を上げて3位に入りました!第62回検定のメインビジュアルで、昨年のユネスコ総会の開催都市になるなど、露出が多かったことも関係していそうです。

受検者のコメント

  • 青い建物がとても印象的で行ってみたくなった。テレビ番組「世界遺産」の映像もとても美しかった。
  • ブルータイルが素敵。パンフレットを見るたびに行ってみたいと思う美しさ。
  • シルクロード上の要衝で東西の文化が入り混じるところ。
イエローストーン国立公園

イエローストーン国立公園 <アメリカ合衆国>自然遺産

イエローストーン国立公園
昨年より1つ順位を落としたものの、根強い人気を誇るイエローストーン国立公園。景観美はもちろんですが、「最初に登録された世界遺産」であることを理由に挙げるコメントがいつも以上に多く見られました。

受検者のコメント

  • 世界で初めて登録された世界遺産のひとつで、スケールの大きい自然を目にしたいから。
  • wildernessのコンセプトで保護されている世界自然遺産。
  • 世界初の国立公園であり、グランドプリズマティックスプリングのあの青色を実際に観たい。
マチュ・ピチュ

マチュ・ピチュ <ペルー共和国>複合遺産

マチュ・ピチュ
マチュ・ピチュは昨年と同じ5位。安定した人気を誇っています。興味の入口は景色や名前のインパクトであっても、勉強するうちにインカ文明の謎や複合遺産としての価値を深掘りしたくなるようです。

受検者のコメント

  • 古代文明のなかで灌漑施設や天文技術の水準の高さが際立っており、それがどのようなものか実際に見てみたい。
  • 文字をもたないインカ文明なのに複雑な建築技術を持っている点など、謎の要素がたくさん含まれている。
  • 複合遺産であることを知って、文化と自然、それぞれの偉大さを感じたいと改めて思った。
アントニ・ガウディの作品群

アントニ・ガウディの作品群 <スペイン>文化遺産

アントニ・ガウディの作品群
2026年はガウディの没後100年にあたるメモリアルイヤー。サグラダ・ファミリア贖罪聖堂の「イエス・キリストの塔」の完成を祝う式典が開催されるなど、注目の一年になります。第64回検定のメインビジュアルにもなっています。

受検者のコメント

  • ガウディの植物や生物の形から着想を得たというデザインを写真や動画で見て、実際に見てみたいと思った。
  • もうすぐ完成すると知り、未完成の状態を見られるのは今だけだと思った。
  • 一度行ったことがあるのですが、特に知識もなく、ただただ有名ですごいなと思ったのですが、勉強をしてまた行きたいと思うようになりました。
ヴェネツィアとその潟

ヴェネツィアとその潟 <イタリア共和国>文化遺産

ヴェネツィアとその潟
イタリアの人気観光地が7位にランクイン。オーバーツーリズムなどの観光問題や、地盤沈下により水没して、近い将来に訪れることができなくなるのではないかと危惧するコメントが多く寄せられました。

受検者のコメント

  • 水の都ヴェネツィアの美しさを生で見てみたい。
  • 地盤沈下や環境変化の影響により100年後には水没が懸念されているといわれており、水没前に1度は訪れたい。
  • 文化遺産としての登録基準をすべて満たしていると聞いてその景色を見てみたくなった。
ケルンの大聖堂

ケルンの大聖堂 <ドイツ連邦共和国>文化遺産

ケルンの大聖堂
ドイツが誇るゴシック建築の傑作が、昨年より順位を上げて8位に入りました。建設にかかった600年以上という歳月の長さもその大きさも、圧倒的なスケール感を自分の目で確かめてみたいという人が多いようです。

受検者のコメント

  • 632年の年月を経て完成したところがロマンを感じた。
  • ゴシック建築の代表作であるため、その大きさやこれまでの歴史を感じてみたい。
  • クリスマスマーケットが見たことないくらい美しかった。
ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑

ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑 <ポーランド共和国>文化遺産

ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑
こちらも昨年よりランクアップ。最初に登録された12件の世界遺産のうちのひとつとして知られます。礼拝堂が岩塩でできているという驚きと、それにまつわるエピソードが多くの人を惹きつけています。

受検者のコメント

  • 岩塩の彫刻や教会を直接見てみたいと思いました。
  • 聖キンガの礼拝堂を見てみたい。博物館と療養所もどんなところだろうと想像が膨らむ。
  • ポーランドがどのような国かほとんど知らなかったが、この遺産を通じて、成り立ちなどを知ることができた。
姫路城

姫路城 <日本国>文化遺産

姫路城
「白鷺城」は今年もトップ10入り。その優美な姿はもちろん、お城の構造や歴史も多くの人々を魅了しています。2026年に導入されて話題となった入城料の二重価格もどのような効果をもたらすか注目されます。

受検者のコメント

  • 白鷺城と呼ばれるその姿を見てみたい。
  • 近いけど行ったことがなかった。次の国内旅行で行ってみたい。
  • 歴史的危機を乗り越えて美しい景観を保っていることに魅力を感じた。
勉強して行きたくなった世界遺産 TOP50の一覧

※遺産名をクリックすると、世界遺産ナビ【pamon】の解説ページにリンクします。

順位 遺産名 国名 ポイント 順位変動
1位 モン・サン・ミシェルとその湾 フランス共和国 100
2位 屋久島 日本国 73
3位 文化交差路サマルカンド ウズベキスタン共和国 65 +11
4位 イエローストーン国立公園 アメリカ合衆国 52 -1
5位 マチュ・ピチュ ペルー共和国 44
6位 アントニ・ガウディの作品群 スペイン 41 -2
7位 ヴェネツィアとその潟 イタリア共和国 38 +19
8位 ケルンの大聖堂 ドイツ連邦共和国 37 +5
9位 ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑 ポーランド共和国 36 +5
10位 姫路城 日本国 35 -1
11位 レンソイス・マラニャンセス国立公園 ブラジル連邦共和国 32 +63
12位 イスタンブルの歴史地区 トルコ共和国 31 +18
13位 ヌビアの遺跡群:アブ・シンベルからフィラエまで エジプト・アラブ共和国 28 -2
14位 タージ・マハル インド 23 -5
14位 紀伊山地の霊場と参詣道 日本国 23 +8
16位 佐渡島の金山 日本国 22 -5
17位 知床 日本国 21
18位 フィレンツェの歴史地区 イタリア共和国 20 +36
18位 厳島神社 日本国 20 -11
20位 アルベロベッロのトゥルッリ イタリア共和国 19 -14
20位 カナイマ国立公園 ベネズエラ・ボリバル共和国 19 +27
22位 アウシュヴィッツ・ビルケナウ:ナチス・ドイツの強制絶滅収容所(1940-1945) ポーランド共和国 18 +6
22位 メンフィスのピラミッド地帯 エジプト・アラブ共和国 18 -6
22位 日光の社寺 日本国 18
25位 シーギリヤの古代都市 スリランカ民主社会主義共和国 16 -5
25位 小笠原諸島 日本国 16 -18
27位 メテオラの修道院群 ギリシャ共和国 15 -5
27位 白川郷・五箇山の合掌造り集落 日本国 15 -10
29位 シェーンブルン宮殿と庭園 オーストリア共和国 13 -3
29位 パリのセーヌ河岸 フランス共和国 13 -9
29位 平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群- 日本国 13 +1
32位 ヴェルサイユ宮殿と庭園 フランス共和国 12 -10
32位 ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献 日本国、アルゼンチン共和国、インド、スイス連邦、ドイツ連邦共和国、フランス共和国、ベルギー王国 12 +15
32位 石見銀山遺跡とその文化的景観 日本国 12 +22
32位 富士山─信仰の対象と芸術の源泉 日本国 12 +9
36位 アテネのアクロポリス ギリシャ共和国 11 +38
36位 イスファハーンのイマーム広場 イラン・イスラム共和国 11 +18
36位 プラハの歴史地区 チェコ共和国 11 +5
36位 古都奈良の文化財 日本国 11 +18
40位 カナディアン・ロッキー山脈国立公園群 カナダ 10 +72
40位 ラパ・ニュイ国立公園 チリ共和国 10 -3
40位 ローマの歴史地区と教皇領、サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂 イタリア共和国、ヴァティカン市国 10 +53
40位 ンゴロンゴロ自然保護区 タンザニア連合共和国 10 +25
44位 グレート・バリア・リーフ オーストラリア連邦 9 -12
44位 ドゥブロヴニクの旧市街 クロアチア共和国 9 -12
44位 トンガリロ国立公園 ニュージーランド 9 +30
44位 九寨溝:歴史的・景観的重要地区 中華人民共和国 9 +21
44位 広島平和記念碑(原爆ドーム) 日本国 9 -3
49位 ヴァティカン市国 ヴァティカン市国 8 -12
49位 オルチア渓谷 イタリア共和国 8 -2
49位 ゴレ島 セネガル共和国 8 +16
49位 シャーク湾 オーストラリア連邦 8 -17
49位 プリトヴィツェ湖群国立公園 クロアチア共和国 8 +5
49位 古都京都の文化財 日本国 8 -30
49位 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 日本国 8 -8
49位 白神山地 日本国 8 -21
49位 富岡製糸場と絹産業遺産群 日本国 8 +5
写真クレジット(上から):Earth Pixel LLC、KIOKEN、romanevgenev、f11photo、davidionut、dimbar76、medvedkov、Günter Albers、Gerald Villena、oben901(いずれもAdobe Stockより)

【番外編1】勉強して人に教えたくなった世界遺産 TOP30

番外編その1は「勉強して人に教えたくなった世界遺産」を調査しました。TOP10を見ると「勉強して行きたくなった」とは異なる遺産も多くランクインしていて、「行きたい」と「教えたい」遺産は微妙に異なることが明らかになり、興味深い結果となりました。詳しく見てみましょう。
※ここまでに既出の遺産は省略しています。

アルベロベッロのトゥルッリ

アルベロベッロのトゥルッリ <イタリア共和国>文化遺産

アルベロベッロのトゥルッリ
名前が印象的で口ずさみたくなるという意見が多く寄せられ、2位にランクイン!かわいらしいとんがり屋根と節税対策のギャップも、つい人に話したくなるポイントのようです。

受検者のコメント

  • 名前の響きが楽しげなのと、建物の形の成り立ちのエピソードが面白い。
  • 節税対策のために屋根を外すことができるというのが面白い。
  • 初見で読めず、何度も唱えて言えるようになったら、誰かに言いたくなった。
ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献

ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献 <日本国、アルゼンチン共和国、インド、スイス連邦、ドイツ連邦共和国、フランス共和国、ベルギー王国>文化遺産

ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献
同率2位となったのはル・コルビュジエの建築作品。国立西洋美術館が含まれるということは勉強するまで知らなかった人が多いようで、身近な人にも教えてあげたいという意見が多く挙がりました。

受検者のコメント

  • 世界的に有名な建築家が作った美術館が日本にもあると知り、誇りに思った。
  • 上野によく行くので、通りすがりに「あれ世界遺産なんだよ」と得意気に教えたい。
  • 現在一般的にみられるピロティの起源が見られる。
ヌビアの遺跡群:アブ・シンベルからフィラエまで

ヌビアの遺跡群:アブ・シンベルからフィラエまで <エジプト・アラブ共和国>文化遺産

ヌビアの遺跡群:アブ・シンベルからフィラエまで
世界遺産が生まれるきっかけになった遺跡として、勉強すると必ず一度は触れることになる遺産です。世界が協力して遺跡をまるごと移築した、世界遺産の歴史を語るうえで外せないエピソードを語りたくなるようです。

受検者のコメント

  • 世界遺産条約が始まったきっかけの遺産であると教えたい。
  • ダム建設で沈んでしまうはずだった遺跡を、世界中が協力して移設し守ったことがすごい。
  • ラメセス2世の偉大さを伝えたい。
富士山─信仰の対象と芸術の源泉

富士山─信仰の対象と芸術の源泉 <日本国>文化遺産

富士山─信仰の対象と芸術の源泉
世界遺産を勉強するまで、「富士山は自然遺産」だと思っていた人が多いようです。遺産名にもあるように、信仰や芸術など文化と結びついた富士山の価値を人に伝えたいというコメントが多く寄せられました。

受検者のコメント

  • 富士山が実は自然遺産ではなく、文化遺産だということに驚いた。
  • 古くから信仰の対象として登拝が行われるなど文化と強く結びついていることは、知らない人が多いと思う。
  • 富士山以外に構成資産があることがあまり知られていないと感じた。

ンゴロンゴロ自然保護区 <タンザニア連合共和国>複合遺産

「アルベロベッロのトゥルッリ」と同様に、特徴的な名前の響きを理由に挙げる人が多くいました。アフリカらしい自然と動物が見られることに加え、複合遺産で文化的な価値が認められていることもポイントのようです。

受検者のコメント

  • 日本語の発音にはない、おもしろい名前。
  • 多くの人が、“アフリカ”と聞いてイメージするであろう大自然を感じることできる世界遺産。
  • 自然保護区であるが複合遺産である点など、印象に残った。
勉強して人に教えたくなった世界遺産 TOP30の一覧

※遺産名をクリックすると、世界遺産ナビ【pamon】の解説ページにリンクします。

順位 遺産名 国名 ポイント
1位 屋久島 日本国 47
2位 アルベロベッロのトゥルッリ イタリア共和国 44
2位 ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献 日本国、アルゼンチン共和国、インド、スイス連邦、ドイツ連邦共和国、フランス共和国、ベルギー王国 44
4位 ヌビアの遺跡群:アブ・シンベルからフィラエまで エジプト・アラブ共和国 42
5位 イエローストーン国立公園 アメリカ合衆国 40
6位 富士山─信仰の対象と芸術の源泉 日本国 39
7位 姫路城 日本国 34
8位 ンゴロンゴロ自然保護区 タンザニア連合共和国 32
9位 アントニ・ガウディの作品群 スペイン 28
10位 モン・サン・ミシェルとその湾 フランス共和国 26
11位 紀伊山地の霊場と参詣道 日本国 25
11位 知床 日本国 25
13位 ゴレ島 セネガル共和国 24
14位 佐渡島の金山 日本国 23
14位 白川郷・五箇山の合掌造り集落 日本国 23
16位 ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑 ポーランド共和国 22
16位 厳島神社 日本国 22
18位 白神山地 日本国 20
19位 シーギリヤの古代都市 スリランカ民主社会主義共和国 19
19位 マチュ・ピチュ ペルー共和国 19
21位 タージ・マハル インド 18
21位 ブラジリア ブラジル連邦共和国 18
21位 古都京都の文化財 日本国 18
24位 ヴェネツィアとその潟 イタリア共和国 17
24位 ラパ・ニュイ国立公園 チリ共和国 17
24位 平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群- 日本国 17
27位 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群 日本国 16
27位 自由の女神像 アメリカ合衆国 16
27位 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 日本国 16
27位 日光の社寺 日本国 16
写真クレジット(上から):romanslavik.com、coward_lion、abrilla、克巳 髙橋、Nina(いずれもAdobe Stockより)

【番外編2】行ってよかった世界遺産 TOP30

番外編その2では「行ってよかった世界遺産」についてアンケートを取りました。このランキング企画で初めて「経験談」を尋ねたランキングです。やはり日本の遺産が多くTOP10入りしました。受検者の皆さんはそれぞれの遺産のどんなところに魅力を感じたのか、詳しく見てみましょう!
※ここまでに既出の遺産は省略しています。

古都京都の文化財 <日本国>文化遺産

1位は「千年の都」、京都でした。修学旅行で見た寺社や京都の街並みが記憶に残っている人も多いようです。大人になって知識が増えてから行くとまた違った見方ができるのも、京都の魅力です。

受検者のコメント

  • どこも景色が良く、どの季節に行ってもさまざまな表情を楽しめる。
  • 政治や文化の中心地として栄え、当時の激動の時代を思わせる景観が残っている。
  • 街全体がタイムスリップしたかのように素敵だった。

厳島神社 <日本国>文化遺産

2位は海に浮かぶような大鳥居と社殿の光景が印象的な厳島神社。潮が引いた時間帯にすぐ近くで見る大鳥居の迫力に感動したというコメントも多く見られました。

受検者のコメント

  • 海に浮かぶ大鳥居を実際に見て、自然と信仰が一体となった日本独自の文化を体感できた。
  • 弥山含む島全体の雰囲気が落ち着く感じがして、神聖な場所に来ているのを感じられる。
  • 潮の満ち引きで変わる景観が素敵です。

広島平和記念碑(原爆ドーム) <日本国>文化遺産

1945年8月6日に広島に投下された原爆の惨禍を今に伝える遺産です。抜粋したコメントにもあるように、多くの人が自分の目で見られたことが教訓として「よかった」と感じています。

受検者のコメント

  • ドームや資料館で戦争の恐ろしさを目で確かめることができた。
  • 自分の目で見ることで当時の惨禍をより解像度高く学ぶことができた。
  • よかったというよりは忘れてはいけない遺産として強く印象に残った。

日光の社寺 <日本国>文化遺産

『日光の社寺』は東照宮をはじめとした建築の美しさに圧倒されたというコメントが多数。世界遺産検定の受検後に訪れたという人も多く、勉強後はより興味深く見学できたようです。

受検者のコメント

  • 権現造が美しく当時の最高の技術が用いられた芸術性の高い建物に魅了された。
  • 奥まで上がると全然空気が違う。
  • 間近で見る彫刻は本当に素晴らしかった。学んでから行ってみると、見方がまったく変わりました。

白川郷・五箇山の合掌造り集落 <日本国>文化遺産

写真で見るのも魅力的ですが、実物を見ると迫力を肌で感じられる合掌造り。内部を見学することで伝統的な構造に息づくさまざまな工夫も知ることができたようです。

受検者のコメント

  • 写真以上に建物の大きさ、重厚感、茅葺き屋根の厚みを感じることができた。
  • 合掌造りに色々な工夫がされていることに感動しました。
  • 五箇山の相倉地区に行った時に感銘を受けすぎて言葉が出なくなってしまった。

古都奈良の文化財 <日本国>文化遺産

東大寺と大仏の大きさが想像以上だったという意見が多く寄せられました。京都とはひと味違う街や春日山原始林の雰囲気も、現地を訪れたからこそ感じられるポイントです。

受検者のコメント

  • 寺の規模が想像以上の大きさで圧倒された。
  • 京都や大阪とは違った、古代の歴史を感じる街並み。
  • お寺巡りも良かったですが、春日山原始林をハイキングして、自然と歴史を感じられた。

平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群- <日本国>文化遺産

印象に残った場所として名前が多く挙がったのは有名な中尊寺金色堂ですが、そのほかの遺構や、平泉の街全体の穏やかな雰囲気に魅力に感じた人も多いようです。

受検者のコメント

  • 金色堂が本当にきれいだった。
  • 浄土思想に基づいて作られた都市らしい穏やかな場所で、とても感動した。
  • 平安時代末期の都から遠く離れた奥州にこのような浄土信仰に基づく建築と都市が築かれたのはすごい。
行ってよかった世界遺産 TOP30の一覧

※遺産名をクリックすると、世界遺産ナビ【pamon】の解説ページにリンクします。

順位 遺産名 国名 ポイント
1位 古都京都の文化財 日本国 99
2位 厳島神社 日本国 88
3位 姫路城 日本国 85
4位 広島平和記念碑(原爆ドーム) 日本国 59
4位 日光の社寺 日本国 59
6位 モン・サン・ミシェルとその湾 フランス共和国 53
7位 白川郷・五箇山の合掌造り集落 日本国 40
8位 古都奈良の文化財 日本国 39
9位 富士山─信仰の対象と芸術の源泉 日本国 38
9位 平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群- 日本国 38
11位 アントニ・ガウディの作品群 スペイン 37
12位 屋久島 日本国 30
13位 アンコールの遺跡群 カンボジア王国 29
14位 ヴェネツィアとその潟 イタリア共和国 27
15位 法隆寺地域の仏教建造物群 日本国 26
16位 グランド・キャニオン国立公園 アメリカ合衆国 24
16位 明治日本の産業革命遺産:製鉄・製鋼、造船、石炭産業 日本国 24
18位 ローマの歴史地区と教皇領、サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂 イタリア共和国、ヴァティカン市国 23
18位 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 日本国 23
20位 タージ・マハル インド 20
20位 紀伊山地の霊場と参詣道 日本国 20
22位 富岡製糸場と絹産業遺産群 日本国 18
22位 琉球王国のグスク及び関連遺産群 日本国 18
24位 フィレンツェの歴史地区 イタリア共和国 17
24位 マチュ・ピチュ ペルー共和国 17
24位 知床 日本国 17
24位 北海道・北東北の縄文遺跡群 日本国 17
28位 イスタンブルの歴史地区 トルコ共和国 15
28位 メンフィスのピラミッド地帯 エジプト・アラブ共和国 15
30位 ヴァティカン市国 ヴァティカン市国 14
写真クレジット(上から):matsuba、Paylessimages、f11photo、Roberto、vichie81、Route16、toki(いずれもAdobe Stockより)
調査概要
調査目的 本調査(アンケート)は、世界遺産学習が世界遺産に対する関心をどのように広げるのかを明らかにすると共に、世界遺産検定受検者が興味・関心をもつ世界遺産を調査することで、検定教材や制作物、プロモーションの質を向上させ、今後の受検者満足度を高めていくことを目的としている。
調査対象 2025年11~12月に実施した「第62回世界遺産検定」の受検者
有効回答数 ●勉強して行きたくなった世界遺産
1,622名
●勉強して教えたくなった世界遺産
1,488名
●行ってよかった世界遺産
1,429名
調査方法 インターネット
集計方法 各テーマにつき回答者1人あたり1遺産を回答し、1ポイントとして算出。
調査期間 2025年12月15日~2026年1月11日