今月の世界遺産

2024年 1月『カナディアン・ロッキー山脈国立公園群』

今回取り上げるのは55回検定のメインビジュアルになっている『カナディアン・ロッキー山脈国立公園群』です。皆さんは「カナディアン・ロッキー」と聞くと、どういった風景を思い起こされるでしょうか?

2023年 8月『アルベロベッロのトゥルッリ』

第54回世界遺産検定の申込みが始まりました。今回の検定のメインビジュアルはイタリアの世界遺産『アルベロベッロのトゥルッリ』(1996年登録、文化遺産)です。白い漆喰の壁と、円錐形の石屋根をもつ、特徴的な住宅(トゥルッリ)が立ち並ぶ世界遺産です。

2023年 6月『イスタンブルの歴史地区』

第53回世界遺産検定の申込受付がはじまりました。今回のメインビジュアル(写真上)は細やかで美しい装飾のされたモスクですが、どこの何というモスクかわかりますか? 答えはトルコ共和国の『イスタンブルの歴史地区』に含まれる「スルタンアフメト・モスク」、通称「ブルーモスク」です。

2023年 3月『ヴァティカン市国』

今回取り上げるのは、第52回世界遺産検定のメインビジュアルにもなっている『ヴァティカン市国』です。ヴァティカン市国はローマ市内にある世界最小の独立国です。その面積は0.44㎢で東京ディズニーランドよりも小さいというから驚きです。

2022年 12月『屋久島』

今回は日本の自然遺産『屋久島』を取り上げます。屋久島は1993年に日本で最初の世界遺産の1つとして登録されたので、2023年で登録から30周年を迎えます。記念すべき節目の年に向けて、屋久島では様々な取り組みが予定されているそうです。

2022年 8月『パリのセーヌ河岸』『琉球王国のグスク及び関連遺産群』

記念すべき50回検定のメインビジュアルは『パリのセーヌ河岸』です。構成資産のひとつであるノートル・ダム大聖堂が火災に見舞われたのは2019年。現在、ウェブ展覧会「パリ・ノートルダム大聖堂と首里城 2019年の火災を超えて復元と文化遺産の価値を考える」が開催されています。

2022年 6月『ヌビアの遺跡群:アブ・シンベルからフィラエまで』

今回取り上げるのは、世界遺産条約の理念が生まれるきっかけとなった「ヌビアの遺跡群」。この遺跡の救済キャンペーンが世界遺産条約誕生のきっかけになったことは有名ですが、ヌビアの遺跡救済キャンペーンに現地で参加した、ただ一人の日本人がいたことはご存じでしょうか。 ※9月開催「49回検定」メインビジュアル

2022年 3月『イエローストーン国立公園』

国立公園に指定されてから150年を迎える『イエローストーン国立公園』。日本では想像もつかない手つかずの自然が広がる自然遺産の魅力を、現地でガイドツアーや宿泊提供を営んでいるグラント紀代美さんにお聞きしました。 ※7月開催「48回検定」メインビジュアル

2021年 12月『ブラジリア』

今回取り上げる『ブラジリア』は街も村もない荒涼とした未開の地に、ゼロからつくりだした世界でも珍しい首都。ブラジリアの魅力を、日本から家族で移住し、世界遺産エリアで日本食レストランを営む杉浦敦子さんに伺います。 ※3月開催「47回検定」メインビジュアル

2021年 11月『バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群 ②』

前回に引き続き、アフガニスタンの文化遺産、『バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群』を紹介します。「アフガニスタン文化遺産保護を訴える緊急提言」を発表した、東京藝術大学客員教授の前田耕作先生にお話を伺いました。

2021年 10月『バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群 ①』

日本とも関わりの深いアフガニスタンの文化遺産、『バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群』。壁画にはゾロアスター教や古代ギリシャの神々が描かれており、さまざまな宗教が寛容に受け入れられ共存していたと考えられています。

2021年 8月『クラクフの歴史地区』

『クラクフの歴史地区』は世界で最初の12件の世界遺産のひとつ。ポーランド政府観光局の石川みゆきさんに、11世紀初頭から17世紀のワルシャワ遷都までの間、ポーランドの首都として栄えた古都クラクフの魅力をうかがいました。 ※12月開催「46回検定」メインビジュアル

2021年 6月『イスファハーンのイマーム広場』

20年以上にわたり日本でイラン政府公認の旅行会社を経営する、エマミエ・セイエド・アバサリさんさん。『イスファハーンのイマーム広場』の見どころをお聞きしました。※9月開催「45回検定」メインビジュアル

2021年 5月『古都京都の文化財』

『古都京都の文化財』の構成資産のひとつ、「高山寺」。京都市街から遠く離れた山奥にあるこのお寺には、誰もがよく知る絵巻物が伝わっています。

2021年 3月『メンフィスのピラミッド地帯』『カイロの歴史地区』

今回お話しをうかがったのは、エジプトから東京藝術大学に留学し、文化遺産の保護について学んでいるイブラヒム・モハミドアリさん。数あるエジプトの遺産のなかから『メンフィスのピラミッド地帯』と『カイロの歴史地区』をおススメに選んでくれました。※7月4日開催「44回検定」メインビジュアル

2020年 12月『ラリベラの岩の聖堂群』

今回お話しをうかがったのは、エチオピアから東京工業大学に留学し、ビルの設計や都市計画などを学ぶテインビタ ダニエル アレマエフさん。建築的な観点から見た『ラリベラの岩の聖堂群』の魅力を紹介してくれました。※3月14日開催「43回検定」メインビジュアル

2020年 10月『知床』『小笠原諸島』『屋久島』

世界遺産と切っても切り離せない関係にある「国立公園」。日本の自然遺産『知床』『小笠原諸島』『屋久島』も国立公園に指定されています。

2020年 8月『タージ・マハル』『インドの山岳鉄道群』

今回お話しをうかがったのは、インド出身のシカ・サイニさん。世界七不思議のひとつにも数えられる『タージ・マハル』を見る上での3つのポイントを紹介してくれました。※12月13日開催「42回検定」メインビジュアル

2020年 7月『ヘンダーソン島』

プラスチックの過剰な利用が生み出す問題、そのひとつが廃棄されたプラスチックが海に流出する「海洋プラスチックごみ問題」です。この問題をはっきりと示す世界遺産があります。南太平洋に浮かぶ英国領のピトケアン諸島に属する『ヘンダーソン島』です。

2020年 6月『アムステルダム中心部:ジンフェルグラハト内部の17世紀の環状運河地区』

もともとは沼だった場所を埋め立てて造ったアムステルダム中心部の運河地区。近年は護岸をいかに改修するのかに注目が集まっていました。「景観」を損ねずに改修工事をするために日本の企業が尽力しています。

2020年 4月『法隆寺地域の仏教建造物群』

日本の世界遺産「法隆寺」は、修学旅行で行ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。世界遺産を学んだあとに訪れると、あの頃は何気なく見ていた寺院も当時はわからなかった魅力に気付けるかもしれません。

2020年3月『ローマの歴史地区と教皇領』

2020年度、世界遺産検定ではポスターやパンフレットに登場する遺産を日本に留学経験をもつ外 国人の方に紹介してもらいま…

2020年2月『バガン』

2019年に世界遺産に登録された、世界三大仏教遺跡の1つである『バガン』。暫定リストにバガンが登録されると、ミャンマー政…

2020年1月『ブダペスト:ドナウ河岸とブダ城地区、アンドラーシ通り』

“ドナウの真珠”とも称されるブダペストは、昨年旅行者50万人超におこなわれた調査で、旅先として素晴らしいヨーロッパの都市の第一位に選ばれました。そんな人気の都市とハンガリー美術の関係について、歴史をひもときながら紹介しています。

2019年12月『イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路』

2012年に世界遺産登録されると同時に、危機遺産にも登録されていた『イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路』。約1…

2019年11月『アンコールの遺跡群』

『アンコールの遺跡群』は「ユネスコ文化遺産保存日本信託基金」という、世界遺産を保存するための日本政府の基金を使った最初の案件です。2019年11月に25年の節目を迎えるこの事業について、団長を務める中川氏(早稲田大学名誉教授)にお話をうかがいました。※2月23日開催「39回検定」メインビジュアル

2019年10月『ウルル、カタ・ジュタ国立公園』

2019年10月26日以降、オーストラリアの『ウルル、カタ・ジュタ国立公園』ではウルルへの登山を禁止されています。登山が…

2019年9月『バウハウス 関連遺産群:ヴァイマールとデッサウ、ベルナウ』

建築の下にすべての造形活動を統合することを理念に、1919年に開校した総合造形学校「バウハウス」。バウハウスからは多くの革新的な造形や思想が生まれ、20世紀の建築やデザインに革命的な影響を与えたといわれます。

2019年8月『イスタンブルの歴史地区』

東西の文明が時にぶつかり、時に混じり合いながら紡がれた『イスタンブルの歴史地区』。その魅力を語るうえで欠かせない存在が、ビザンツ建築の最高傑作とも評される「ハギヤ・ソフィア(アヤ・ソフィア)」です。※12月15日開催「38回検定」メインビジュアル

2019年7月『隊商都市ペトラ』

『隊商都市ペトラ』は、大ヒット映画のロケ地になっています。歩いているだけでワクワクするようなこの古代オリエントの都市遺跡は、東西の文化が美しく混じり合った遺産です。

2019年6月『ラパ・ニュイ国立公園』

『ラパ・ニュイ国立公園』に立ち並ぶモアイ像。実は、日本のクレーン・メーカーの協力によって「立ち直った」のをご存知でしょうか。※9月8日開催「37回検定」メインビジュアル

2019年5月『ウィーンの歴史地区』

2019年はオーストリアと日本の正式な外交開始から150周年。ウィーンを語るうえで欠かせない観光名所の一つがリンクシュト…

2019年4月『マチュ・ピチュ』

2015年にマチュピチュ村が福島県大玉村と友好都市協定を結びました。この協定にはマチュピチュと日本を結ぶ絆のルーツが隠さ…

2019年3月『ヴェネツィアとその潟』

2019年3月は『ヴェネツィアとその潟』を紹介します。海へ沈みつつある水の都を、日本企業のある技術が救おうとしています。…