せかけんクイズ No.537

解説

ジェンツーペンギンの「石を渡す」行動は、しばしば求愛行動として紹介されます。実際には、オスが巣材としての小石をメスに渡す行動と考えられており、この習性は同じ属のアデリーペンギンなど、石を巣材として使うペンギンでも見られます。

『マックォーリー島』は、オーストラリアと南極大陸のほぼ中間に位置する亜南極の島で、周辺の小島とともに世界遺産に登録されています。島にはペンギンやアザラシの大群が生息しており、マックォーリー島と近隣の島の固有種であるロイヤルペンギンの繁殖数は85万組以上と推定され、海鳥の群れとしては世界最大級です。キングペンギンの繁殖数は2000年時点で約15万～17万組と推定されています。

また、マックォーリー島は地球のマントルの岩石が海面上に活発に露出している、地球上で唯一の場所でもあります。この地形は、プレートテクトニクス理論の実証例としても重要です。