認定級 マイスター・1級・2級・3級
松田 佑介さん
一宮市立今伊勢小学校 6年生
―― 4年生から世界遺産検定に挑戦し、5年生で難易度が高い1級に合格、6年生で最年少のマイスター認定者となりました。世界遺産検定に興味をもった理由、勉強方法、受検・合格の感想を教えてください。
世界遺産はテレビ番組を観て興味を持ちました。そんな僕を見て、父が世界遺産検定のテキストを買ってきてくれたんです。テレビで紹介されている遺産もたくさん載っているし、挑戦してみようかなと思いました。テキストを読んだり、世界遺産のテレビ番組を見たりして勉強し始めました。
学校以外の場所で試験を受けるのは初めてで緊張しました。特に1級は範囲が広くて自信はなかったですが、テキストの内容に興味が持てて、旅行のパンフレットや本を読む感じで、楽しみながら勉強したのが合格につながったんだと思います。
マイスターには小学校生活の思い出のつもりで挑戦しました。論述式なので、自分の考えをまとめるのが難しかったです。世界遺産を脅かしているパレスチナやシリア紛争のニュースを見て、保全に向けて何をしたらいいかを考えたりもしました。父が僕の書いたものを見てアドバイスしてくれました。それも楽しかったです。参加した検定対策講座の内容も役立ちました。マイスターに合格した時はビックリしました! 家族もとても喜んでくれました。
―― 世界遺産検定に勉強の楽しさは? 挑戦してよかったと思うことはどんなことですか?
世界遺産には「どうやって作ったか」今でも解明されていないところがたくさんあるので、不思議で面白いです。それに修学旅行で京都・奈良に行ったとき、世界遺産のことを知っていたので、より楽しめたと思います。また受検料の一部が世界遺産基金に寄付されるので、少しは遺産保全のために役立てたというのも、挑戦してよかったと思います。
勉強という点では、文化や歴史、国の名前、地理、国旗、民族などさまざまな国の知識が一度に学習できて、中学・高校の勉強にも役立つだろうと思うし、検定試験で緊張した経験が学校の受検にも役立つかなと、期待(笑)しています。
―― 今後やってみたいことを教えてください。
世界遺産検定のことをもっと多くの人に紹介したいです。それからたくさんの世界遺産を実際に見てみたいです。富士山には世界遺産に登録された2013年に父と初めて登山しましたが、すごい数の登山者を見て、観光と保全を両立させることの難しさを感じました。多くの世界遺産を自分の目で実際に見て、何ができるかを考えたいと思っています。それから登山の経験を通じて「途中苦しいことがあってもあきらめないでやり遂げることは気持ちがいい」と思いました。検定も同じだと思います。やり遂げたことは自信になりました!
(2014年2月)