解説
19世紀のクエンカでは、麦わら帽子やマラリアの治療薬キニーネなどの生産が盛んになり、経済発展を遂げました。クエンカ産の麦わら帽子は、パナマ運河の建設に携わる人々によく使われたことから、「パナマハット」と呼ばれたそうです。
『クエンカのサンタ・アナ・デ・ロス・リオス歴史地区』は、スペイン国王カルロス5世のガイドラインに基づき、1557年に築かれた都市です。スペイン建築を南米の気候風土に合わせた独特な建築様式が見られ、都市建設から400年にわたり、伝統的な街並みが良好な状態で保存されてきました。
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