世界遺産検定 著名人インタビュー

世界遺産検定 本田 直之さん インタビュー

(世界遺産には)実はあまり興味がなかったんです(笑)

―― 世界遺産に興味を持ったきっかけは?

ワインアドバイザーの肩書きも持つ本田さん、キッチンには各地のワインが並ぶ
これも世界の共通言語のひとつ。ワインアドバイザーの肩書きももつ本田さん、キッチンには各地のワインが並ぶ

妻が世界遺産好きだったのでいろいろと連れて行かれたのですが、実はあまり興味がなかったんです(笑)。世界遺産よりもワインに興味があって、ワインアドバイザーの資格を先にとりました。上質のワインを飲んでも、ただ飲んでいるだけだと「美味しかった」で終わってしまう。記憶に残らないんです。でも、知識を身につけて飲むともっと深く味わえる。

あるとき、世界遺産も同じだなと思ったんです。知ることで面白みが出てくるんですよ。味わい深くなるし、記憶に残る。旅のバリューが上がる。同じ世界遺産を見に行くにしても、知識があれば何倍もの価値で返ってくると思いますよ。

「タオスの先住民集落(アメリカ)」や「サン・テミリオン(フランス)」など、世界遺産という認識のないまま行った場所がいくつかありますが、世界遺産と知っていたら楽しさも違っていたでしょうね。「サン・テミリオン」はワインを目的に行ったんですが、歴史的背景を知っていたら、その味もまた格別だったかもしれませんね。
世界遺産もワインも一緒だと気付いたときに世界遺産検定が始まったので、これはちょっと面白そうだと思って受けてみることにしました。

世界遺産を勉強すると行きたいところがどんどん増えてきますね。最近はあまり興味のなかったチェコやスロバキア、クロアチアなどの東欧に行ってみたいと思っています。

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世界遺産は、異業種の人や異なる世代の人と会話するときのもう一つのコミュニケーションツール

―― 世界遺産を勉強してよかったことは?

世界遺産もワインも世界の共通言語みたいなところがあるんですよ。
『レバレッジ英語勉強法』(朝日新聞出版)にも書いていますが、初対面の外国人と話すときって自分の得意な分野の「偏った英語」はわかるんだけど、まったく知らないジャンルの話は理解しにくいんです。でも、世界遺産やワインという共通のベースがあれば、会話もわかりやすくなる。これが世界遺産を勉強してよかったと思うことですね。

一年の半分をハワイで過ごして世界中あちこちで仕事をしていますが、どこへ行ってもみんな世界遺産が好きなんですよ。例えばイタリアの話題がでたときに、「日本に世界遺産検定というものがあって、僕も持っているんだよ」なんて言うと、(自分はイタリアで)こんなところに行った、お前はどこへ行ったんだ? なんて聞かれて盛り上がる。世界遺産が会話のきっかけになるんです。

海外ではパーティーでネタがない人って話にならないんですよ。どんなに英語がペラペラでも盛り上がらない。パーティーでビジネスの話なんてしませんから、どうしても家族の話や旅行の話、文化の話になっていく。

語学はどんなに勉強してもネイティブのようには話せませんけど、ワインや世界遺産などの文化を自分が教えられるくらいになっていれば「ちょっとアイツに話を聞いてみようかな……」ということになる。「こいつにワインのことを聞いたらいろいろ教えてもらえる」ってことがわかれば、向こうから話しかけてきたりしますから。

日本国内でもそうですよ。ある程度年齢のいった経営者や、ビジネスの世界で活躍している人の中には世界遺産が好きな人が多い。僕にとってワインや世界遺産は、異業種の人や異なる世代の人と会話するときのもう一つのコミュニケーションツールなんです。
ワインと世界遺産を押さえておけばバッチリですよ(笑)。

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僕ができるとしたらビジネス誌で世界遺産の面白さを語ること。世界遺産を守る活動も応援していきたい

―― 世界遺産アカデミーの会員にもなっていらっしゃいますね?

本田さんが著作の数々を生み出した仕事場の様子
本田さんが著作の数々を生み出した仕事場。デスクの後ろには数多くの本が整然と並んでいる

世界遺産の情報を知りたいので世界遺産アカデミーの会員になりましたが、世界遺産を守る活動も応援していきたいと思っています。

僕ができるとしたらビジネス誌で世界遺産の面白さを語ること。旅行雑誌などで世界遺産をピーアールしても、もともと興味のある人にしか届かないじゃないですか。僕なら今まで世界遺産に興味なかった人にも、まったく違うアプローチから「試験を受けてみようかな、世界遺産を守る応援をしてみようかな」という気持ちにさせることができると思っています。

既に世界遺産検定の資格を持っている人の興味を深堀することも大事だけど、興味のない人に興味を持ってもらうことのほうが重要なんじゃないかな。そのためには世界遺産検定ももっと魅力的なものになっていってほしいですね。「面白そうだから検定を受けてみたけど、難しすぎて世界遺産が嫌いになっちゃった」なんてことになったら意味がないですから。
僕が世界遺産検定を受けたときは参考資料がまだあまり充実していなかったこともあって、本で提唱しているレバレッジ勉強法(少ない労力で最大の効果をあげる勉強のテクニック)がきかなかったです。学校の勉強並にやらないと受からないので、趣味のための勉強にしてはちょっと難しんじゃないかな。

第4回検定から出題方法が大きく改良されて面白くなっているということなので、今後の世界遺産検定に期待が持てます。僕もマイスター取得に向けてこれからも勉強していきます。

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本田さんのオフィスは南国を思わせる心地よいアロマが漂っている
社名を記したパネルがかわいらしい。本田さんのオフィスは南国を思わせる心地よいアロマが漂っている
MBA認定証。ビジネスマンとして一流の証だ
MBA認定証。ビジネスマンとして一流の証だ

本田 直之さんプロフィール

レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO。シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジマネジメントのアドバイスを行う。東京、ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで生活するデュアルライフをおくっている。

<経歴>
  • サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA)
  • 明治大学商学部産業経営学科卒
  • (社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー
  • 世界遺産アカデミー正会員
<主な著書>

70万部を超えるベストセラーシリーズとなった、

  • 『レバレッジ・リーディング』
  • 『レバレッジ・シンキング』
  • 『レバレッジオーガナイザー』(共に東洋経済新報社)
  • 『レバレッジ時間術』(幻冬舎新書)
  • 『レバレッジ勉強法』(大和書房)
  • 『レバレッジ人脈術』(ダイヤモンド社)
  • 『レバレッジ英語勉強法』(朝日新聞社)
  • 『レバレッジ思考を20代でマスターせよ!』(主婦の友社)

があり、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。
レバレッジコンサルティング(株)ホームページ
http://www.leverageconsulting.jp/

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