世界遺産検定 著名人インタビュー

世界遺産検定 鈴木 亮平さん インタビュー

「バーチャル世界旅行」で得た知識の証がほしくて検定に挑戦!

―― 映画、ドラマ、舞台などで活躍中の鈴木亮平さん。第10回検定で見事1級に合格されました。

世界遺産「サガルマータ国立公園」近くからエヴェレスト(チョモランマ)を望む。
「世界遺産は、世界の未知の魅力を知るための入口になると思います」
世界遺産「サガルマータ国立公園」近くからエヴェレスト(チョモランマ)を望む。「世界遺産は、世界の未知の魅力を知るための入口になると思います」

海外が好きでいろんな国を訪ねているのですが、この仕事を始めてからはなかなか時間がとれない。そこで世界遺産のTV番組を録りためて「バーチャル世界旅行」を楽しむようになったら、世界遺産にかなり詳しくなっていることに気づいて証しみたいなものがほしいと思っているときに、世界遺産検定のことを知ったんです。仕事でご一緒したことのある藤井紗央理さんが受検されていることなどをHPで知り、自分も挑戦してみようと思いました。「1年で最上級のマイスターになる」という目標を立てて、2011年7月に2級、12月に1級を受検しました。

2級の時はTV番組から得た知識のおかげで一夜漬けで合格することができました(笑)でもさすがに1級はレベルが高い。試験の3週間前からテキストにマーカーを引いて勉強したのですが、過去問題をやってみるとぜんぜん太刀打ちできない!なぜだろう?と考えているうちに、世界中にある遺産の「横のつながり」が鍵であることに気づいたんです。そこで「キリスト教の巡礼地」とか「文化的景観」と言う具合に自分でテーマを決めて、関連する遺産ごとにノートにまとめました。また世界地図を描いて遺産をマークし、位置関係から関連性を把握したりもしました。試験当日もまずは世界地図を描くことからはじめました。
勉強は仕事の合間にしたり、休みの日に朝までガストにこもることもあって大変でしたが、興味のなかった分野にも関心を持つことができて楽しく取り組むことができました。

世界と日本の素晴らしさを再認識できて、コミュニケーションにも役立つ

―― 検定に挑戦してよかったことは?改めて気づかれたことは?

「1級の勉強で、インドの遺産は正直難しくて諦めました(笑)。捨てる勇気も大事!」
「1級の勉強で、インドの遺産は正直難しくて諦めました(笑)。捨てる勇気も大事!」

仕事仲間や友人との飲み会で世界遺産の話をすると、とても盛り上がるんですよね。興味を持つ人が多いのでコミュニケーションをとるきっかけになっています。
海外の人とコミュニケーションを取る際にも役立ちました。仕事でイタリアのピサに行く機会があったのですが、現地スタッフの女性が「ピサの斜塔」のことを誇らしげに語ってくれたので、僕も知っていることを話し始めたらすごく盛り上がったんです。海外の人が京都とか奈良について語っていたら親近感が湧くし、とてもうれしいですよね。世界遺産は人類共通のたからもの。相手の国を理解しているというアピール材料になるんだと思いました。

また日本の遺産を学ぶことで「日本の魅力」を改めて見直すきっかけになりました。先日ロケで京都に行ったときに訪ねた天龍寺の庭園は、遠方にある山などの風景もその庭に取り込んだ借景庭園です。庭園というのは平面だけではないという考えや工夫に、日本人の繊細さや思想などを感じました。「ピサの斜塔」について熱く語ってくれたイタリアの女性のように、僕たちも故郷である日本の魅力を海外の人に伝えていかないといけないと思います。

世界遺産を保全することの社会的・歴史的な意義を知ったことも、大きな気づきだと思っています。世界遺産が辿ってきた歴史を学ぶと、多くの遺産が戦争といった「破壊」と対峙し続け、今も直面していることを改めて感じます。その一方で、国や宗教、イデオロギーの違いを超えて感動を与え、「良心」によって遺され伝えられている遺産もあります。ユネスコの世界遺産活動は、この「良心」を増やしていく活動。これからの社会や世界の行く末を思うとき、大きな意味を持っているのではないかと思います。

▲ ページトップ

「未知なる世界の魅力」を教えてくれた世界遺産の学び

―― 検定合格後、訪れてみたいと思われた世界遺産は?1級合格を機にやってみたいことは?

「隊商都市ウワダン、シンゲッティ、ティシット、ウワラタ」として登録されているシンゲッティ近くのサハラ砂漠にて。仕事で訪れた際の1枚
「隊商都市ウワダン、シンゲッティ、ティシット、ウワラタ」として登録されているシンゲッティ近くのサハラ砂漠にて。仕事で訪れた際の1枚

想像力をかきたてられる要素がいっぱいある、中央アジア、中東、西アジアに興味津々です!たとえば「城壁都市シバーム」(イエメン)。「砂漠のマンハッタン」として世界遺産に登録されているのですが、日干し煉瓦の高層建物が並んでいます。そんな景色、見たことないし、想像もつかない!ワクワクしますよね。

もともとは趣味で始めたのですが、最近はせっかく深い知識が身についたのだから、言葉で想像力をかきたてるような試みとして、世界遺産をラジオで紹介する番組をやってみたいと思っています。

―― 今後の検定受検計画と、検定に興味を感じていらっしゃる方にメッセージを。

まずは2012年7月の検定でマイスター認定を目指します!世界遺産それぞれの魅力や意義などを自分なりに表現できるところまで、知識を深めていきたいと思っています。

検定に関心を持ってらっしゃる方に伝えたいのは、世界遺産が「世界」を知る格好の素材だということ。「西アジア」と言っても、なかなか興味は湧かないと思いますが、そこにある世界遺産を学ぶと、その地の歴史や文化などに自然に興味が湧いてきてワクワクするんです。世界に関心を持つきっかけになるだけでなく、人生を豊かにしてくれるはず。ぜひ多くの方に世界遺産を学んでいただき、機会があれば共に語り合いたいですね!

(2012年3月)

▲ ページトップ

鈴木 亮平さんプロフィール

プロフィール
鈴木 亮平さん

生年月日:
1983年3月29日
出身地:
兵庫県
ブログ:「Neutral」
http://ameblo.jp/suzuki-ryohei/

▲ ページトップ

▲ ページトップ

検定のお申込み・検定結果の確認

  • 個人受検の方
  • 団体受験の方