第24回　才木 玲佳さん

あふれる元気とやる気をいろいろな人に与えたい！

――　クイズ番組やバラエティへの出演、プロレスの試合への出場、アイドルとしてもステージに立ち、また、専門学校では講師を務めるなど、さまざまなジャンルで活躍している才木さんですが、今の道を目指したのはいつ頃、どんなきっかけだったのでしょう？

友人たちが就職活動を始めた、大学3年の頃だったと思います。やりたい仕事がないのに就職することに疑問を感じていたとき、芸能事務所の人に声をかけられたんです。きらきらしていて楽しそう！と、漠然と興味を持ちました。結局、最初に声をかけてもらった事務所は入らなかったのですが、応援をコンセプトとしたガールズユニット「チアワン」のオーディションに合格し、活動をスタートしました。私自身が元気なキャラなので、その元気とやる気をいろいろな人に与えられたらと思ったことが、オーディションを受けたきっかけです。

本格的に筋肉を鍛えるようになったのは、格闘技大会「Krush」のラウンドガールとして、試合会場に出入りするようになってからです。大学の頃からジムには通っていたのですが、仕事をきかっけにK1のジムに通い始め、サンドバックを打ってるうちに、自分も戦いたいという気持ちが芽生えてきました。男兄弟に挟まれているせいか、昔から勝ち気な性格で、小さい頃から男の子とやりあっていました（笑）。リングに立つ私を見て母は、「あなたらしいわね」と言っています。マッチョになりたかったわけではなく、勝つために筋肉を鍛え始めたのですが、鍛えて行くうちにだんだんとボディメイクにも興味を持つようになりました。

実際に足を運び、印象に残っている世界遺産はグランドキャニオン。「あの景色はすごかった！自分が本当にちっぽけに思えました。学生の頃に行ったのですが、私、崖に腰をかけて写真を撮っているんです。今やれと言われても怖くてとてもできません（笑）」。

大学受検で学んだ「世界史」の知識を生かしたかった

――　慶應義塾大学の3年生の時に世界遺産検定を取得しています。挑戦したきっかけや取り組んだ感想を教えてください。

私は世界史が得意で、大学入試も世界史を受検したんですよ！せっかく勉強して得た知識を何かに生かしたいと思い、世界遺産検定3級を受検しました。知らなかった世界遺産がたくさんあって面白かったです。今もTBSの「世界遺産」は毎回録画しています。世界遺産に関する写真集も好きで、時々思いを巡らせています。

　受検対策は公式テキストを読みこみました。ノートは作りませんでしたね。世界遺産検定に限らず、勉強は視覚から入ることが多いです。せっかくなので、2級、1級、最終的にはマイスターを目指したい！暗記は得意なのですが、学生時代に比べたらだいぶ脳も衰えていると思うので頑張らないと(笑)。2級のテキストは購入済みですが、3月は受検日がプロレスの試合と重なってしまっていて……。7月の検定はぜひ受検したいです！

　今度ロケでタイや沖縄に行くのですが、一緒に行くスタッフのひとりが、世界遺産検定1級を持っているんです。世界遺産トークを繰り広げて、知識を吸収してこようと思っています(笑)。沖縄に行くのは実は今回が初めて。首里城も見たいですね。

――　今いちばん行ってみたい世界遺産は？

ポーランドのヴィエリチカ岩塩坑です。塩でできたシャンデリアや礼拝堂ってすごくないですか。そういったものが存在すること自体が驚きなのに、これが地下100メートルにあるなんて！人間業とは思えません。自分もまだ行ったことがないのに、みんなにお勧めしています(笑)。

クイズ番組で女王になることが目標です！

――　2017年2月に出演した「クイズプレゼンバラエティー　Qさま!!」(テレビ朝日系)では、「世界遺産検定3級アイドル」と紹介されていました。「Qさま!!」への出演も、4回目となりましたが、出演した印象はいかがでしたか。

初めて声をかけていただいたのは、約1年前。世界遺産がテーマの回でした。世界遺産検定を持っていたから声がかかったのかもしれません。ずっと出演したかった番組だけに、最初の収録では勝手にプレッシャーを感じてしまいましたが、あこがれの番組に出演できて本当にうれしかったです。世界遺産検定を取得して良かった！と心から思った瞬間でした（笑）。先日の収録では、待ち時間に、山崎弘也さんに世界遺産検定の問題や難易度について質問されました。

　今の目標は、クイズ番組で活躍できるようになること。もともとクイズ番組が大好きなんですよ！2017年中に「Qさま!!」で学力女王になりたいですね。いつ声がかかってもいいように、毎回番組を録画して傾向と対策を考えながら見ています。

　筋肉のある人ってちょっとおばかに見られたり、脳みそも筋肉だと思われがちじゃないですか。でも、筋肉を上手につけられるのは、理論をきちんと理解しているからこそだと思うんです。マッチョで、学力のある人もたくさんいます。私もそうありたいですし、「筋肉＝おばか」というイメージを覆したい！童顔で筋肉マッチョってアジア圏内にもあまりいないようなので、世界進出も視野に入っています（笑）。