認定級 1級
篠田 純一さん
―― 世界遺産検定受検の理由は何でしたか。
若い時から地理と旅行が大変好きでしたが、会社勤務の間、個人的に海外旅行にはほとんど行きませんでした。勤務の関係で海外出張30回、訪問国12カ国を経験しましたが、世界遺産のことはよく知りませんでした。ちょうど今から4年前、定年退職後に知識を深めて勉強を続けられることを探していた時に、世界遺産検定が実施されていることを知りました。
世界遺産検定を受検することで、海外の国の文化、芸術、歴史、地理、宗教、自然等に関して幅広く知識が深められ、その国のことをよく知る絶好の機会だと思いました。また、旅行で現地に行った時に非常に印象が深くなることと思い、挑戦しました。
―― Web講座受講の理由は何でしたか。
世界遺産検定3級と2級の受検は、テキストと過去問題集を中心に勉強して合格できましたが、1級の受検に際して、これまでと同じ方法ではハードルが高くて合格は非常に難しいと思いました。既に定年退職後の雇用延長も終了していましたので、自宅で自分のペースで勉強ができる1級のWeb講座を受講することにしました。Web講座では目黒先生から、建築様式、文明発祥、ローマ帝国、東西交流の地域別、宗教、地球生成の歴史、生態系の特色など、関連性がある世界遺産をグループにしてテキストとは別の観点で丁寧な講義があり、受検対策のポイントについても触れていただきましたので、この方法で勉強すれば合格できると確信しました。
また、Web講座ではインターネットによるライブ授業が2回開講され、目黒先生から、一人一人に語りかけるような講義を2回とも聴講して力づけられました。同じWeb講座を受講して1級合格を目指している方がいらっしゃることを肌で感じて大変励みになりました。Web講座の内容を2回復習して受検しました結果、初めての挑戦で1級に合格しました。Web講座でお世話になりました目黒先生と事務局の方には大変感謝しております。
―― 今後どのようなことに世界遺産検定を活用したいと思われますか。
当初からの目標であった1級に合格したので、これからは妻と一緒に海外旅行、国内旅行で世界遺産の現地を訪ねて体験して、検定で学んだことと合わせて、自分なりに知識を体系づけていきたいと思います。やはり百聞は一見に如かずで、機会を作っていろいろな世界遺産を訪ねてみたいと思います。周りの友人に対して、世界遺産の素晴らしさをPRしてさらに関心を持ってもらうように働きがけをしていきたい。また、世界遺産に関するセミナー、展示会などのイベントに参加して、世界遺産が取り持つ出会いを大切にしていきたいと思います。
(2013年2月)