認定級 3級
呉 太計生さん
アレセイア湘南高等学校 2年生
―― 世界遺産検定受検のきっかけや勉強法、挑戦してよかったと思う点を教えてください。
「世界遺産検定マイスター」である世界史の市川賢司先生が2009年の3学期に講演された、「世界遺産講座」を聞いて受検を決めました。歴史も自然も好きなので、文化遺産、自然遺産とも楽しんで学べると思ったんです。世界遺産は「観光地」というイメージでしたが、学んでみて改めて世界共通の「宝」なのだと強く感じました。合格の秘訣は市川先生と一緒に公式問題集にあった180問の例題を全部解いたこと。先生にはとても感謝しています。
それに世界遺産の知識は、「国際交流」にも役に立つと感じました。2009年夏に学校の研修旅行でイギリスにホームステイしたんですが、ホストファミリーの方に、「世界遺産を学んでいる」と話したら、とても関心をもってくれたんです。僕のつたない語学力以上の(笑)、コミュニケーションができてとても楽しかったです。
―― 世界遺産の学びは将来の夢や進路に影響がありましたか?
将来の夢は大学の文学部史学科に進み、市川先生のような世界史の先生になること。受検を通じて、ますます「歴史や自然の素晴らしさを多くの人に伝えたい」と思うようになりました。また、世界遺産保全活動にも何かの形で関わりたいという新たな夢もできました。検定は高校3年の7月に2級に挑戦し、大学生になったら1級、そしてマイスターも目指していきたいです。
僕たちは将来仕事や旅行で海外に行ったり、海外に暮らしたりすることもたくさんあると思うんです。そうした際に世界遺産の知識があると、世界の人々ともより深く触れ合うことができると思います。世界遺産に関する映像もたくさんあるので、楽しく学べるし、同世代の人にもぜひ世界遺産検定に挑戦してほしいですね。