鷲塚 智紀氏/株式会社ジェイティービー

株式会社ジェイティービー 人事担当マネージャー 鷲塚 智紀氏

株式会社ジェイティービー

人事担当マネージャー

鷲塚 智紀氏

世界遺産の知識は大切。 でも持ち合わせているだけではなく、 その知識を活かせる人こそが 旅行業界で活躍できる

―― 御社における世界遺産検定の位置づけを教えてください。

 弊社では個人旅行販売、法人営業、「ルックJTB」をメインとしたパッケージツアーの商品企画など、さまざまな業務ポジションにおいて、世界遺産の知識・資格を活かすことができる環境があります。多くのグループ会社では世界遺産検定を「推奨資格*」という位置づけにしており、受検して合格した場合、会社が受検料を負担します。また、店舗や部署ごとに団体受検も行っています。
*会社ごとに呼称は異なります

 資格取得はマストでもゴールでもありませんが、旅行業において世界遺産やクルーズ、ブライダルの知識は旅行に親和性が高く業務に直結します。知識があればそれだけお客様へおすすめしやすいですし、説得力もありますからね。たとえば、世界遺産について知識があると「ここまで行くのなら、この世界遺産まで足をのばしてみたらどうですか」といった具合に、お客様へプラスアルファのご提案がしやすいのです。もちろん自分でその世界遺産に足を運んだ上でおすすめするに越したことはありませんが、行ったことがなくても、知識をもとに説得力をもっておすすめするのが私たちの仕事です。

 私自身、イースター島に行ったときの感動は忘れられません。人が住んでいる大陸から3,700kmも離れている世界一孤立した島に身を置き、実際にモアイを見ながらじっくりとそのストーリーを聞く……。とても情緒的な感動でした。知識を得てから見るのと、そうでないのとでは、その世界遺産に触れたときの感じ方はまったく違ってきます。機会があればぜひ足を運んでください。おすすめします!

 「感動」という付加価値を販売する旅行業では「人」の力がすべて。社員の知識、見識がそのままお客様の満足度、ひいてはリピーターの獲得にもつながっていきます。

2008年に2級、3級を取得。「仕事を含めて95か国に渡航しているので、腕試し的な感覚で受けた記憶があります。深く掘り下げている設問も多く、想像以上に手ごたえがありましたね。」

―― 旅行業界を目指す学生へのアドバイスをお願いします。

 部署に関わらず、旅行業界の仕事はほとんどが「人」に関わるものです。お客様のニーズをくみ取り、時にはニーズすら発掘していくことが仕事のスタート地点になるため、レベルの高いコミュニケーション能力が求められます。

 また旅行業界においては、世界で起こっているあらゆることが仕事につながっていきます。旅行業界を目指す学生には、観光という限られた切り口で世界を見るのではなく、政治や経済なども含め、世界で起きているいろいろなことに興味を持ってほしいですし、鮮度と確度の高い情報を収集するという意味でも、ぜひ積極的に世界に飛び出していってほしいですね。

(2016年9月)