団体受験事例

世界遺産検定 担当者の声|黒﨑 真由美 氏

世界遺産検定受検対策を
軸にした「世界遺産論」を
正規授業科目として導入

湘北短期大学
総合ビジネス学科 教授
黒﨑 真由美 氏

学生から好評を受けた特別授業「世界遺産の基礎知識」

―― 黒崎先生が教授を務められている湘北短期大学・総合ビジネス学科・観光ビジネスフィールドでは、2010年後期から1年生を対象に、世界遺産検定3級受検対策を軸にした「世界遺産論」という講義を開講します。世界遺産検定の学びを体系だった講義として取り入れるという試みは貴学がはじめてです。きっかけや背景について教えてください。

世界遺産論の講義内容。学生たちの反応は抜群!
世界遺産論の講義内容。学生たちの反応は抜群!

 本学には「社会でほんとうに役立つ人材を育てる」という大方針があり、実践的・専門的知識修得の一貫として資格取得教育に力を入れてきました。また規模の大きな大学ではない分、時代に求められる分野をいち早く授業に取り入れることができるという特長もあります。

 こうした方針のもとで私たちは「世界遺産検定」に注目しました。言うまでもなく、「総合ビジネス学科・観光ビジネスフィールド」で学ぶ学生は観光ビジネス業界を志す人や、海外・国際交流に興味がある人が大半です。多くの人の関心を集めている世界遺産は観光と切っても切り離せない深い関係がありますし、国際交流の基盤となる異文化理解を学ぶためにも格好の素材だと考えたのです。

 そこでまず2009年に「特別講座」という形で世界遺産アカデミーの協力のもと、世界遺産検定受検のためのガイダンスを実施しました。講師を務めてくださった同アカデミーの研究員宮澤先生のお力もあり、学生たちの反応はとてもよかったです。単位取得対象外の講座だったにも関わらず、観光ビジネスフィールドの1年生ほぼ全員が受講して、受講後のアンケートでは「もっと聞きたい」「とても楽しかった」という声が多数挙がりました。こうした学生の要望を受けて、2010年後期より正規の授業科目として「世界遺産論」を導入したのです。

―― 現在、受講者を募っている「世界遺産論」ですが、学生さんたちの反応はいかがですか?

神奈川県厚木市のキャンパス。国際企業ソニーが設立した唯一の大学。
神奈川県厚木市のキャンパス。国際企業ソニーが設立した唯一の大学。

 とても関心が高いようです。既に受講希望者数は40名を超えましたので、観光ビジネスフィールドに所属する学生のほぼ全員が受講することになるでしょう。他のフィールドの学生からも受講希望や問い合わせが来ていることなどから、この科目に対する興味や関心の高さがうかがえます。教職員の中にも、「ぜひ受けたい」という人もいるんですよ(笑)。こうした声には、「聴講」という形でできるだけ応えていければと思っています。

「世界遺産を学べる」ことを大学、学科の魅力のひとつとして打ち出していきたい

―― 「世界遺産論」に期待すること、今後の方針を教えてください。

 2009年の特別講座の受講者は世界遺産検定3級を受検しましたが、今回の「世界遺産論」受講者も同様に受検していただきます。一人でも多くの学生が、学びの成果を資格取得という形で実らせ、就職活動などで自身をアピールする素材として活用してほしいですね。

 今後は「世界遺産論」を「総合ビジネス学科・観光ビジネスフィールド」の教育方針を象徴する講義分野にしていきたいと考えています。すなわち「世界遺産について学べる」ということを当フィールドの特徴のひとつとして打ち出していきたいと思っています。「世界遺産論」が就職サポートになると同時に、入学希望者、高校関係者の心をつかむ要因のひとつになればと、大きな期待を寄せています。

<対談>黒﨑 真由美先生×「世界遺産論」講師・宮澤光(世界遺産アカデミー)

「世界遺産を学ぶことは、世界の多様性を学ぶこと」と2人。
「世界遺産を学ぶことは、世界の多様性を学ぶこと」と2人。

 黒﨑/「世界遺産論」の授業が、2010年後期からスタートしますが、改めて、授業の方針などをお聞かせいただければと思います。

 宮澤/「世界遺産」はその景観や建物など、目に見える部分が注目されがちです。そうした部分もすばらしいのですが、実は世界遺産は、その土地の人々が育んできた歴史や伝統、暮らし、文化、また自然が育んできた営みといった、目には見えないものを背景にもち、それを顕在化している存在なんです。授業ではできる限りそうした歴史や文化などをお伝えし、世界遺産の本質を理解してもらえたらいいなと考えています。

 黒﨑/世界の文化などを知るというのは、国際企業であるソニーを設立の母体とする本学の理念「国際理解」「異文化理解」にも重なり合いますね。

 宮澤/そうですね。講師のお話をいただいた折、貴学の理念が世界遺産の考え方に合致すると感じました。映像なども活用して楽しめる授業にしたいと思っています。

 また、カリキュラムの途中で学生の皆さんが世界遺産検定3級を受検することになるので、前半の講義は受検対策を軸に体系的に学べるようなものにし、受検が終わった後半の講義では、世界遺産がもつそれぞれのストーリーや雑学的なことをお伝えしようと考えています。全体を通して「世界遺産についてもっと知りたい」と思っていただければ嬉しいですね。

 黒﨑/昨年の「特別授業」でも学生から「楽しかった」という声が多数寄せられましたし、授業を拝見させていただいた私も、新たな発見がいっぱいありました。きっと今回の「世界遺産論」も生徒たちは楽しく学べると思います。また、「検定に合格したら終わり」ではなく世界遺産への興味関心がさらに深まり、そのことが将来の道を選び、切り拓いていくひとつの契機となるのではないかと期待しています。よろしくお願いします。

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