
10月もあと少しとなり、2027年の姿が見えてきましたね。大人になるとどんどん月日の流れが速くなって、あっという間に一年が過ぎてしまいます。これは脳への新しい刺激が年齢と共に減少することが原因のひとつとされています。慣れ親しんだことばかりではなく、新しいことにチャレンジしたり、新しい知識に触れるというのが大事なんですね。その意味では、世界遺産の講演会に参加したり、デジタルスタンプラリーなどで世界遺産を訪れて世界遺産からの多くの情報に触れるというのもよい刺激だと思います。
10月末から11月にかけて、いくつかの講演会やイベントで登壇します。興味のある方はぜひご参加ください。
①11月3日(火・祝)@東京
『佐渡島の金山』×『宗像・沖ノ島』シンポジウム
『佐渡島の金山』も『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』も、一目見てすぐに世界遺産としての価値がわかるといった「わかりやすい」遺産ではないと思います。しかし、世界遺産の「わかりやすさ」とは何なのでしょう。またそれは、世界遺産活動の潮流と関係があるのでしょうか。そうした疑問を紐解くきっかけとなるようなお話ができればと思います。
自治体の実際の取り組みの紹介のほか、東京大学と國學院大学の名誉教授で日本の世界遺産活動の第一人者でもある西村幸夫先生を交えたパネルディスカッションもありますので、世界遺産検定のマイスターや1級を取得された方、受検をされる方にはとても刺激のあるシンポジウムだと思います。
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/sado-goldmine/sg-2026sdgs.html
②11月1日(日)@熊本
歴史を学び未来へつなぐ産業遺産保全サポーター講座
「明治日本の産業革命遺産」の三池炭鉱で、荒尾市と中間市、産業遺産情報センターが主催する世界遺産講座と保全活動が行われます。今年、20周年を迎えた世界遺産検定では、次の10年に向けて保全活動などの「行動」を重視していきたいと考えています。この講座では、世界と日本の産業遺産の比較などを学んだあと、世界遺産の万田坑施設内や鉄道敷跡などで除草作業など、参加者が実際に手を動かす保全活動を行います。
https://www.city.arao.lg.jp/0/13244.html
③10月31日(土)@長崎
長崎から100年後の人類へ
土曜日には、長崎の浦上天主堂とその一帯の世界遺産登録を目指すNPO法人長崎の鐘が主催するシンポジウムが開催されます。浦上天主堂と浦上地区は、長崎に落とされた原子爆弾によって大きな被害を負いながら、被害が大きかったが故に世界遺産登録が難しい状況にあります。この辺りはpamonの連載「パリまで世界遺産委員会に来ています #14」でも書いていますが、NPO法人長崎の鐘では浦上天主堂一帯を「エコミュージアム」として残せないかと考えています。浦上地区のエコミュージアムを世界遺産にできるのか、その可能性と課題についてお話しします。
https://www.instagram.com/p/Ddi_4adpUnM/
そのほかでは、11月7日(土)に久しぶりに大阪で認定講師研修が開催されます。関西地区などでの講座も増えてきていますので、新しい認定講師の方がご活躍できるように講師としての重要ポイントをお伝えできればと思います。
そして最後が、11月8日(日)開催の「世界遺産ラン~走って古墳の大きさを体感しよう」です。仁徳天皇陵古墳と履中天皇陵古墳の周りを走って大きさを体感する、世界遺産アカデミー/世界遺産検定で初めてのイベントです。僕自身、走り切れるのか不安ではありますが、体を動かすことが大好きなので、秋の大阪を走るこのイベントを実は一番楽しみにしています。
https://www.sekaken.jp/20th-anniv/kofun-run-2026/
10月1日からは全国各地で「世界遺産検定20周年記念デジタルスタンプラリー」も始まっていますので、ぜひ講演会や世界遺産に足を運んで、素敵な秋の日をお過ごしください! 皆さまにお会いできることを楽しみにしています。
(2026.10.29)