
世界遺産委員会の初日は、釜山にある国際会議場BEXCOでの参加登録とオリエンテーション・セッションで始まります。大きな会場だけあって、並ぶこともなくすんなり参加登録ができました。
BEXCOは様々なイベントが開催される施設で、今回のメイン会場はホール1です。広い平面のフロアにテーブルと椅子を並べてセッティングしているので、UNESCO本部で開催された昨年の世界遺産委員会とは異なり、委員国も締約国も、諮問機関やオブザーバーも、メディアも同じフロアに着席します。イ・ビョンヒョン議長やアシュリー・ジョーンズ書記などの世界遺産ビューローやアソモ世界遺産センター長、発表する諮問機関のメンバーなどは前方の壇上に座ります。
またメディアの撮影クルーは後方の一段高いところにカメラを設置しています。ライブストリームで配信される公式動画も、同じく一段高いところから撮影しているものです。
40分遅れで始まったオリエンテーション・セッションでは、世界遺産センターやICCROMなどからスケジュール確認や資料の場所、発言時間や決議の取り方など、毎回おなじみの説明があり、今回は特に「情報照会」と「登録延期」の違いについてかなりしっかりと説明がありました。また、前回の研究員ブログで書いた2件の「不登録」勧告のうち1件に、緊急的な保護が求められているとの報告もありました。
審議順については、緊急的登録推薦の遺産、通常の推薦の遺産(範囲拡大を含む)、軽微な変更の遺産の順で、分類では自然遺産、複合遺産、文化遺産、地域としてはアフリカ、アラブ、アジア・太平洋、ヨーロッパ・北米、ラテンアメリカ・カリブ海の順です。これもいつも通りですね。なんだかいつもよりもあっさりと、30分ちょっとで終わりました。
雨の予報でしたが時々日差しも出る天気でした。ものすごい湿気のために汗だくで会場に入ったら、今度はかなり強いエアコンですっかり冷えてしまったのに、外に出たらまたすごい湿気で、体調管理に気をつけないとという感じです。
それではまた明日。
(2026.07.19)